ビジネスマナー
ビジネスの場・会社では信頼関係を築くことが重要です。その為には、それぞれの立場や関係性をハッキリさせる必要があります。そうした関係性を明らかにして、同時にコミュニケーションをスムーズにするための言葉のツールが「敬語」です。
新入社員の皆さん入社おめでとうございます。
1日も早く業務に慣れてください。学生の時と違い、先輩や上司、同僚との連帯関係に馴染んでいくように励んでください。
特に、仕入れ先やお得意様に対する礼儀、言葉遣いは心から接してください。
敬語3種類「丁寧語」「尊敬語」「謙譲語」
敬語は、「丁寧語」「尊敬語」「謙譲語」の3種類に分けられます。
話す相手や状況によって使い分けます。
敬語を使い慣れていない新人や若手は、この使い分けに悩むかもしれません。
一番最初に「丁寧語」を活用しよう
敬語を覚えていく時は、まず丁寧語をきちんと使えるようになりましょう。語尾に「です」「ます」をつければいいので簡単です。
次に「わたくし」「御社」などの呼びかたを覚えます。尊敬語や謙譲語は、周囲の人の言葉づかいを意識して聞きながら、自分も積極的に使って覚えていきましょう。
普段、使っていないので難しそう。「言う」を「おっしゃる」なんて、言ったこともないし、自分で自分がなんだか、むずがゆいね。
敬語の種類
物事を丁寧に
伝えたり美化して言い表す言葉
「です」
「ます」
「ございます」
(例)こちらが資料です。
当社の新商品でございます。
「お」
「ご」をつける。
(例)お電話
・お手紙・お知らせ
・お答え・ご連絡
・ご住所・ご依頼
・ご検討・ご活躍
相手の行為
・物事・状態を敬って表し、相手を高める
特定の表現
(例)言う→おっしゃる
・食べる→召し上がる
・する→なさる
「~れる」「~られる」をつける。
(例)話す→話される
・思う→思われる
・する→される
「お(ご)~になる」をつける。(例)聞く→お聞きになる
・利用する→ご利用になる。
自分の行為・物事をへりくだって表し、相手を高める。
特定型の表現
(例)言う→
申し上げる
・見る→拝見する
・聞く→伺う
・拝聴する→承る
「お(ご)~する」をつける
(例)
伝える→お伝えする
・待つ→お待ちする
・連絡する→ご連絡する
・紹介~ご紹介する
言葉遣いは、大切なのはわかるけど同僚との会話は、ついつい普段の言葉遣いになってしまうけど・・・。
それじゃあ~!! いつまでたっても敬語が使えないね。会社では同僚でも言葉のマナーを守って業務を遂行してください。習慣づければちゃんと話せるようになります。先輩をお手本に!
尊敬語と謙譲語を使い分けるポイント
敬語を使う時に間違いやすいのは、尊敬語と謙譲語の使い分けですね。
その会話の中で「誰を高めるべきか」を考え「内より外を高めっる」を原則に・・・。
自分の部署の中だけで話をする場合、上司や先輩には「尊敬語」を使います。ただし、他の部署の人と話すときは、同じ部署の上司も「身内」扱いになり、敬称もつけません。
社外の人と話すとき、社外に人の言動に対しては「尊敬語」を、自分や自社内の人間の言動に対しては、「謙譲語」を使います。
社外の人に対しては、自社の社長にも敬称はつけません。
迷いがちなのは、取引先との打ち合わせに上司が同席するケース。上司も身内なので、苗字で呼び捨てにします。
上司の言動について触れる時も謙譲語を使いましょう。
自社の社長を社外でどう呼ぶ?
「山田社長」と呼びがちですが、名前の下に役職名をつける呼び方は敬称とみなされるため、社外では使いません。
「山田」と呼び捨てにするか、わかりにくい場合は、「社長の山田」と呼びましょう。
暮らしの中で役立つビジネスマナー
学生と社会人との1番の違いは、ビジネスマナーを知っているがどうかだと思います。社会人になると、学生の頃比べて、はるかに多くの人たちとかかわりを持つようになります。
暮らしの中でも、大変役に立ちますね。挨拶の仕方や文章の書き方、メールの正しい挨拶文など生活の中でのほとんどの学習ができますね。
現在はビジネスコミュニケーションの主流はメールになって来ています。表情やに感情が十分伝わりませんが、敏速に情報がどこにいても把握できます。
ビジネスマナーを学習して暮らしの中に役立てていきましょう。
人と人とのコミュニケーションが円滑になっていくでしょう!
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