おかじいのアンガーマネジメント
怒り自体は悪いものではありませんが、他の感情と比較すると強いため、うまく扱うことができないと、仕事やプライベートで欠かせない周囲とのコミュニケーションに様々な不具合が起きてしまいます。
人間関係を壊す
怒りを野放しにしていると一体どんなことがあるのか、考えてみましょう。
例えば、「馬鹿じゃないの⁉」「ほんように、役立たず⁉」カッとなってつい出てしまった暴言がきっかけで言い合いになり、ケンカをしてしまった。
または、相手を傷つけ、それから疎遠になってしまった・・・。
こんなふうに、感情的になって、自分の周囲の人間関係を壊してしまったことや後味の悪い想いをしたことはありませんか。
怒りは身近な人にほど強くなるという傾向があります。人間関係を壊す原因です。
怒りで損をする要因
その為、怒り任せの行動や言動によって、大切な人との関係を壊してしまったという話をよく耳にします。また、お店でクレームを言うときに、ついカッとなって感情的な言い方になって、それ以降、その店に足を運びずらくなったケースもあります。
怒りで損をする要因「あるある」
- 感情的になって、相手をやり込めたり、傷つけるようなことを言ってしまった事がある。
- つい本心とは違うことを言ってしまった事がある。
- 人に八つ当たりして、嫌な思いをさせてしまった事がある。
仕事に支障をきたす
職場で怒りがコントロールできなかった場合を考えてみましょう。
部下に対してミスを注意しているつもりがパワハラ問題へと発展してしまったり、取引先からの感情的なクレームにカッとなって言い返して、さらに怒らせて取引が停止するような問題に発展することも考えられます。
理不尽な事ばかり言ってくる上司に対して、部下が「そんなことできる訳ないじゃないですか!」とキレるケースもあるでしょう。
このように、怒りは仕事上の人間関係に支障をきたすだけでなく、仕事上の信頼や利益まで損なってしまうことも少なくありません。
日本アンガーマネジメントの調査では、約9割の人が職場で怒りを感じたことがあると回答しています。
プライベートと違って、比較的冷静さが求められるビジネスの場でも怒りによる問題を経験している人は多いのです。
また、イライラしている人は、周りから面倒な人、厄介な人だと思われて、プライベートや仕事でかかわる人たちを委縮させたり、相手から近づきたくないと思われる可能性もあります。
怒りで損をする要因「あるある」
- 冷静な判断が出来なくなることがある。
- お客様のクレームに対し、感情的な対応をして大問題に発展してしまった事がある。
- 職場で感情的な対応に対して、人間関係や評価に悪い影響が出たことがある。
- イライラすると仕事が手につかず、些細なミスをしてしまう。
- 嫌いな上司からの依頼や指示された仕事に対してやる気が起きず、仕事の結果が出せない。
怒りは誰でもありますが、人それぞれ怒りの感情の度合いが違います。
怒りを抑えることは、マイナスになることはほとんどありません。
怒りの感情を感じた時は、時間をとる事、深呼吸をする事(腹式呼吸)、その場から去る事(トイレ)(休憩室)自分に合った方法で怒りを鎮めてから行動に移してください。
怒りの感情は、必ず静まります。